■概要
< MM3608 / MM3615 >は、サーマルシャットダウン/温度センサ内蔵 300mA 低飽和タイプレギュレータICです。
安全性の観点から低電流の小型LDOについてもサーマルシャットダウンの市場要求が増えております。従来品のカレントリミットによる過電流防止に加え、発熱を感知してICをシャットダウンするサーマルシャットダウンを搭載することで、安全性がより向上しております。
また、温度センサ内蔵のMM3615はIC内部の温度をシステム側でモニタリングすることにより、システム全体の安全性を高めるソリューションも構築可能です。
■特長
1. |
サーマルシャットダウン内蔵(MM3608 / MM3615): |
ICの異常発熱を感知して出力をシャットダウンし、異常発熱による破壊を未然に防止します。 |
2. |
温度センサ内蔵(MM3615): |
チップ内部の温度を出力可能です。温度センサの出力はリニアタイプのMM3615AとSWタイプのMM3615Bをラインナップしております。 MM3615Aは温度に対してリニアに電圧を出力し、MM3615BはTj=100℃をしきい値として、High/Low出力が切り替わります。 また、従来のLDOを使用する場合には、熱抵抗等のパラメータからIC内部の温度を計算して熱設計されておりましたが、本製品では内蔵の温度センサによりIC内部の温度がモニタリング可能なため、より高精度な熱設計が可能です。 |
■主な仕様
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動作電圧 |
1.8〜6.5V |
出力電流 |
0〜300mA |
出力電圧 |
0.8〜5.0V (0.1Vステップ) |
出力電圧精度 |
±1% (Io=1mA,Vout≧2V) ±0.020V (Io=1mA,Vout<2V) |
無負荷時消費電流 |
90μA typ. |
入出力電圧差 |
0.24V typ. (Io=300mA,Vo=3.0V) |
リップル除去率 |
70dB typ. (f=1kHz) |
サーマルシャットダウン検出温度 |
150℃ typ. |
温度出力 (MM3615A) |
2.060V typ. (Tj=30℃) 1.690V typ. (Tj=100℃) |
温度SW出力 (MM3615B) |
100℃ typ. |
出力容量 |
1μF |
パッケージ |
SOT-25A |
外形寸法 |
2.9×2.8×11.5 (Unit:mm) |
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