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TSD/温度センサ内蔵で安全かつチップ温度のモニタリングを実現
サーマルシャットダウン/温度センサ内蔵 300mA LDO
< MM3608 / MM3615 >
2013年9月18日発表
概要
    < MM3608 / MM3615 >は、サーマルシャットダウン/温度センサ内蔵 300mA 低飽和タイプレギュレータICです。
    安全性の観点から低電流の小型LDOについてもサーマルシャットダウンの市場要求が増えております。従来品のカレントリミットによる過電流防止に加え、発熱を感知してICをシャットダウンするサーマルシャットダウンを搭載することで、安全性がより向上しております。
  また、温度センサ内蔵のMM3615はIC内部の温度をシステム側でモニタリングすることにより、システム全体の安全性を高めるソリューションも構築可能です。

特長
1.
サーマルシャットダウン内蔵(MM3608 / MM3615):
ICの異常発熱を感知して出力をシャットダウンし、異常発熱による破壊を未然に防止します。
2.
温度センサ内蔵(MM3615):
チップ内部の温度を出力可能です。温度センサの出力はリニアタイプのMM3615AとSWタイプのMM3615Bをラインナップしております。
MM3615Aは温度に対してリニアに電圧を出力し、MM3615BはTj=100℃をしきい値として、High/Low出力が切り替わります。
また、従来のLDOを使用する場合には、熱抵抗等のパラメータからIC内部の温度を計算して熱設計されておりましたが、本製品では内蔵の温度センサによりIC内部の温度がモニタリング可能なため、より高精度な熱設計が可能です。

主な仕様
動作電圧
1.8〜6.5V
出力電流
0〜300mA
出力電圧
0.8〜5.0V (0.1Vステップ)
出力電圧精度
±1% (Io=1mA,Vout≧2V)
±0.020V (Io=1mA,Vout<2V)
無負荷時消費電流
90μA typ.
入出力電圧差
0.24V typ. (Io=300mA,Vo=3.0V)
リップル除去率
70dB typ. (f=1kHz)
サーマルシャットダウン検出温度
150℃ typ.
温度出力 (MM3615A)
2.060V typ. (Tj=30℃)
1.690V typ. (Tj=100℃)
温度SW出力 (MM3615B)
100℃ typ.
出力容量
1μF
パッケージ
SOT-25A
外形寸法
2.9×2.8×11.5 (Unit:mm)